マイスター大学堂:ブログ

雀百まで踊り忘れず

私は母親に麺類の汁は飲んだらアカンよ、と言われ続けて育ちましたので、ラーメンなどを食べても一口二口飲むだけで、それ以上飲もうとすると頭の中で「汁、飲んだらアカンっ」という声がこだまし、反射的に体の力が抜けてしまって気が付くと手にしていた蓮華がスープの底に沈んでいます。

 またアイスクリームを食べていいのは一日一回だけ、という呪縛からも逃れる事が出来ません。大きくても小さくてもアイスは一度食べてしまうと新しい朝が来ないことには、もう食べる事が出来なくなります。

 

一日一回

 

ラーメンのスープを飲むべからずというのは、塩分の摂りすぎない食習慣を身に着けるための躾でありましょうが、一日一アイスというのは、どういう訳なのでしょうか。お腹が冷えるからなのか、はたまた糖分の取りすぎを防ぐためのものだったのか、いずれにしても未だに一日一回しかアイスを食べれない体になってしまいました。

あとこれは躾けられた事ではないのですが、私は小さい頃から塩鮭は魚ではなく、カテゴリー分けすると漬物のカテゴリーに入るものだと思っていました。ですから大人になって定食屋さんの日替わりメニューで、今日は塩鮭、ドン、と出てきたりしますと、私は魚を食べにきたのに漬物を食べさせられているという気持ちになります。

小さい頃に身についたものは年をとっても忘れないものですね。

 

クリタケ

 

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