春
某休日の朝、お香を焚きました。
細い煙がゆっくり形を変えながら部屋の中へ溶けていく。
ふと、どうだろう、と音楽をかけると音と煙が完全に調和して休日はさらなる高みへ。
しばらくして煙にもう少し動きがあれば、素晴らしいかもしれないと思い立って窓をちょっと開けると、煙はゆっくりと行きつ戻りつし始め、風が少し強く吹き込むと、ひゃっと慌てたような様子で揺れる様が滑稽だった。
お香が燃え尽きるまでずっと眺めていたが飽きなかった。
もう春ですな。
クリタケ
某休日の朝、お香を焚きました。
細い煙がゆっくり形を変えながら部屋の中へ溶けていく。
ふと、どうだろう、と音楽をかけると音と煙が完全に調和して休日はさらなる高みへ。
しばらくして煙にもう少し動きがあれば、素晴らしいかもしれないと思い立って窓をちょっと開けると、煙はゆっくりと行きつ戻りつし始め、風が少し強く吹き込むと、ひゃっと慌てたような様子で揺れる様が滑稽だった。
お香が燃え尽きるまでずっと眺めていたが飽きなかった。
もう春ですな。
クリタケ