マイスター大学堂:ブログ

ファド amalia rodrigues / no cafe luso

最近、私は落語を聴きながら料理をしております。

名調子に乗せられていると、面倒なエンドウ豆の筋取りもトマトの湯むきも苦になりせん。

お勧めです。

しかしながら料理を作り終え、いざご飯の後にだらだらと飲酒という時には、落語は面白すぎてちょっと不向きかもしれません。

 

そんな時に最適なのが、ファドの女王と呼ばれるアマリア・ロドリゲスさんのこのアルバム。

1955年のライブアルバムです。ヴェ~ゥヴェ~と情感たっぷりの歌の素晴らしさは勿論、さらに素晴らしいのは録音状態です。

マイク一本で録音しているらしいのですが、今のクリーンな録音と異なって空気まできっちり記録しています。

カフェに集まった観客の衣擦れの音、拍手、咳払い、ざわめきの中から立ち上り響く歌と演奏を聞く毎に、半世紀以上前の夜が鮮やかに蘇ります。

 

 

Fado Mayer  / Amália Rodrigues

 

 

 

素晴らしいアルバムです。ポートワインのお供にどうぞ。

 

クリタケ

 

 

 

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