8月の映画 2013 フィッツカラルド
炎天下の屋外を散歩するより、涼しい映画館か部屋で映画を観るのが良いですね。
というわけで本日は眼鏡のご紹介ではなく、こちらの映画のご紹介です。

フィッツカラルド
ヴェルナー・ヘルツォーク監督の「フィッツカラルド」です。
ジャングルの奥地にオペラハウスを建設するという夢に取り憑かれた、クラウス・キンスキー演じる主人公フィッツカラルドの苦闘を描く映画であります。
村上龍さんと同じく顔面凶器であるクラウス・キンスキーさんが「でもやるんだよ」精神でジャングルを突き進み、木々を容赦なく伐採し、立ちはだかる大地をこれでもかと削る。あぁ自然がと胸を痛めつつも、格好いい構図の決めショットやユーモアを絡めながらキンスキーさんが猛進する物語にグイグイと引き込まれてしまいます。
そして清々しい余韻を残すラストシーン、敗退しながら超越するとはこんなことかしら、とエンドロールを眺めながらしみじみと思い、うーんと腕を組んで色々と考えさせられます。まぁ考えているうちに瞼が重くなって、むにゃむにゃとなるのですが。
世間の嘲笑に挫けそうになった日の深夜の友です。
お薦めです。
クリタケ