眼鏡遺産 その8 Robert La Rocheとチャンピオン
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さて本日は忘れた頃にやってくる眼鏡遺産シリーズ、正直に言いますと眼鏡遺産という言葉がなんだか語呂悪いのでそれに変わるものがないかしら、と考えていたのです。でも何も思いつかないので納得のいかないまま、まぁ現状維持でその8のご紹介です。
本日ご紹介するのは1973年にオーストリアでスタートした「ロベルトラロッシュ」です。
ブルボンのお菓子を彷彿させるカラーリングとぽわーんとした丸みのあるレンズシェイプ。
彫金風の模様が入ったメタルパーツがステキ、白黒のプラスチック部分とマッチしているのかしていないのか、よく分からないけど、なんだか美しい。
厚みのない軽い感じ、ゴールドのメタルパーツとマーブルのプラスチックパーツの組み合わせ、ヨーロッパの薫りがぷーんと鼻先に漂って参ります。
オーストリアの個性はコンビネーションフレーム、おすすめです。
追記
私の眼鏡遺産。
先日、拙宅の押入れをガサガサしていたらフレームが出てきました。
チャンピオン、西ドイツ製で縄手と鼻パットの部分がちょっと変、ぎらぎらとして無骨、一切の微笑、愛想もなしのフレームでしたが、私はうたれました。
これはイカン、痺れる格好良さだ、度付にせねば、フハっ!
早速、加工です。
昭和に漂っていたムーディーな感じを出す為にクリアのレンズではなく薄いブラウンのレンズを入れてみました。
レンズが入ったチャンピオンからは濃厚なダンディズムがだだ漏れ、素晴らしいフレームとなりました。
西ドイツ発、アリス経由、2013年神戸着、私のお宝眼鏡です。
クリタケ