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不眠の成分

皆様、いかがお過ごしでしょうか?

淡々とメガネをご紹介してきましたが、今日はメガネとは無関係などうでもいい話です。

 

先日の夜、自宅で音楽を聴きながら寛いでいた時、テーブルの上に置いてあった「宗田節」に張られていた手書きラベルが目に留まりました

恐らく乾物屋のおばあちゃんの字でありまして、その字が味があってグッときたので、それを真似て「宗田節」とチラシの裏に書いてみしたが、似ても似つかない下手糞な文字。それからムキになって宗田節、宗田節、宗田節と手本そっくりに書けるまで書いていると、次第に面白くなって、チラシは宗田節で埋め尽くされました。しかし、それでもまだ手本通りに書けないので、今度はメモ用紙に書き始めました

その夜は「カスバの女」を聞いていたのですが、一曲リピートの設定をしていたので、我がオーディオは私が書いている間ずっと「ここは地の果て アルジェリア~」と歌い続けておりました。

いい加減別の曲に変えたかったのですが、どうもカスバの女と宗田節と綴るリズムが奇妙にシンクロしてグルーブを生み、ペンは止まらず立ち上がってオーディオの設定を変えることも出来ませんでした。

カスバの女のリズムで一心不乱に書き、満足できたのは十二時を過ぎ、ようやく音楽を止めて、寝る支度して寝床に入りましたが一向に眠たくならず、ずっと頭の中では「カスバの女」、明日はチェニスか、モロッコか、と歌われても、いやいや明日は仕事だから、と歌声を振り切ろうと枕の位置を変えたり輾転反側して、新聞配達のバイクが走り出す頃になってようやく眠りました。

寝る前はリラックスして、脳を寝るモードに切り替えるべし、と分かっているのについ禁を破って、エキゾチズムと鰹節の混醸に大いに苦しめられた夜でありました。

さて以上が、私が最近経験したどうでもいい話でした。

 

クリタケ

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