マイスター大学堂:ブログ

鯖江へ行っておりました。その4 最終回

田中眼鏡さん訪問の後、眼鏡修理の「リペア」さんを訪問致しました。

 

眼鏡に関するあらゆる修理と時計の金属ベルトの溶接をされている会社です。

修理を受けたフレームをコンピューター管理することで、修理工程の流れを把握し、迅速な修理対応を実現されています。

 

メッキを剥がす工程です。

施されているメッキの種類、素材によって時間は変わるそうですが、硝酸・硫酸についてあっという間に金属の上についているメッキを剥がしてしまいます。

 

半分だけメッキを剥がして頂きました。

 

こちらは金属のつや消し、高圧でガラスビーズを吹き付けることで金属にマット加工を施します。

手に持っている下の白い部分がマットになっています。上の部分はマスキングしていたのでツヤ有りのままです。

 

こちらは丁番の部分にバネを入れている構造の眼鏡の修理です。

破損したバネ部分を取替えています。

 

こちらはレーザー溶接機です。

メッキを剥がすことなく、素早く溶接が可能です。

 

修理が終わった眼鏡の全体のバランスをチェックされています。

このペンチのような道具は職人さん手作りの道具で、メッキを傷めることなくフレームの形直しをする際の必需品だそうです。

自作の道具でテンポよく、修理が出来た眼鏡を調整しておられました。

バランスチェックをされていた職人さんも仰っておられましたが、やはり職人たる者、道具は自分で工夫して作らないといけないのですね。

 

さて、リペアさんで様々な修理方法、工程を拝見させていただいた後、ちょっと寄り道の後、私は鯖江を後にすることに致しました。

二日間の短い間でしたが、皆様に色々な事を教えていただいたお陰で、かなり眼鏡力がアップした思います。

 

帰りはホーミーの練習をする気力はなく、「涙から明日へ」を聞きながら神戸へ帰りました。

それでは皆様、さようなら。

 

クリタケ

 

追記

お店のお土産には五月ヶ瀬の煎餅を買いました。

ピーナッツが香ばしく、まことに結構なお味です。

皆様、どうぞお試しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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