春の休日
皆様、お元気でお過ごしですか。
最近は入荷が多いのでせっせとご紹介しておりましたから、今日は久しぶりに眼鏡とは無関係のお話です。
私がもっと面白おかしく生きていたら、休日にどこそこに行きましたとか、どこそこの名店で名物料理を食べましたよ、超サイコー、ピースそれもダブルピース、と軽妙にご報告できるのですが、私の休日の行き先は近所のそば屋、中華料理屋、CD屋、本屋、たまに映画館ぐらいのものです。
同じ所にしか行かないので広がりも新しい発見もない。目をつむって耳を塞ぎ小走りで駆け抜ける人生なのです。
さて、先日の休みは花見日和、ぽかぽかとしてまことに気持ちが良い日、でも花見には行かず朝からコタツを分解して押入れにしまったり、根腐れして力尽きた観葉植物を処分したり、本を整理をしたりしていました。片付けをしながら、普段の街歩きの時にはスキップしているミュージシャンの曲ばかりだらだらと流していました。
例えばこんな曲、
Reinette l’oranaise Mazal haï mazal
シビレました。一分過ぎた辺りから、もうノリノリでコタツの上で腐った観葉植物を頭上で振り回しながら踊りましたよ。
良い天気、良い音楽の心が躍る春の休日、片付けも捗りました。
頑張って片付けをしたご褒美としてお昼は中華料理屋でヤキソバ定食を食べました。あまり食べるとお腹を壊す性質なのでご飯は少なめ、とリクエスト致しました。
しかしながら、どうも自分より若い男は食欲旺盛という思想を持って中華鍋を振るおじさんは「おまちどうさん」と小盛りご飯と大盛りヤキソバをもってきました。減らしてと言えない私は「食べ物による暴力」について考え、腹具合を心配しつつも、なんとか食べきることができました。
家に帰って、お腹をさすりさすり、片付いた部屋で本を読んでいるとついウトウト居眠りしてしまって、目覚めるともう外は薄暗くなっていました。
以上、久しぶりに眼鏡以外の事を書いてみました。
クリタケ