マイスター大学堂:ブログ

私と豆苗

本日はメガネとは無関係な豆苗のお話です。

 

私は今冬、生まれて初めて豆苗を買いました。

炒めて食べた後、パッケージにあった「根の部分を水につけると一週間ほどで再び収穫できます」という指示通りに、切った後の根の部分を水を張ったステンレスのバット入れて、拙宅で一番日当たりが良いと思われるコタツの上に置いておきました。

すると4、5日したあたりで苗がニョロンと伸びだし、十日ほどで立派に成長、これは凄いぞ、とそれ以来すっかり虜になって買い物の度にカゴにはかならず豆苗、そして切った後は必ず栽培するようになりました。

 

 

毎朝、成長具合を確認しながら水を交換し、お世話をしていました。

そして毎夜コタツに入って、豆苗のバットをホレ、ホレ、と揺らし、頼りなく動く豆苗の様を見て、ウヘ。それからチユッ、とお酒飲んで赤くなって、またウヘへと楽しく暮らしていました。

ところが一昨日、昔の友人が起業家として成功を収めているという話を別の友人に教えられ、帰宅して晩酌をしながら彼の名前を検索してみると、次から次に現れる友人の記事、社会で奮闘しているようで、インタビューを読むとまことに立派な事を言っている。

翻って私の現状は、豆苗を育て、98円で買ったから49円の得だ、してやったりと手を叩き、愉快だな、いい気分だな、とひっくり返っている。毎夜、すっかり弛緩し、コタツとお酒と豆苗に溺れていた。

酔いは覚め、喜びは色あせ、鼻白み、なんだか寒いなぁとコタツを目盛りを強にして目の前で揺れる豆苗を眺めていると、根の辺りに白いもの。目を凝らしてよく見るとカビでした。

カビた部分を千切ってゴミ箱に捨てに行き、またコタツに入って、豆苗を眺め、少し残っていたお猪口のお酒をズズー飲み干して、さてと、寝るか、と準備に取り掛かりました。

 

クリタケ

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