Silmo2014
皆様お元気でお過ごしでしょうか。メガネの展示会のためにノコノコとパリに出かけていた私でありますが、先日無事に帰って参りましたので、今日はそのご報告です。
今年もやってきました眼鏡の展示会「Silmo シルモ」、会場の中はメガネフレーム、サングラス、レンズ加工機、ありとあらゆるメガネ関連のアイテムが目白押しです。
我等が「USH」、「MASAHIROMARUYAMA」も出展しておりまして、ブースは沢山の人で賑わっておりました。
混雑の様子と忙しく働く二人の姿を写真に収めるべく、カメラを構え構図を思案しておりましたら、邪魔だよアンタと後ろから押し寄せる群衆に突き飛ばされ床に転がされ、私は蹂躙されたのです。しかしながら揉みくちゃにされながらもカメラを決して手放すことなく耐え抜き、渾身の力を込めてシャッターを切りました。それがこの一枚。
なんとか写真を撮って逃げ出して汗と皮脂で曇り歪んだ眼鏡で会場を彷徨っていると、中庭で陽気な二人組を発見。
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フランスの個性派アイウェア「PRASITE パラサイト」デザイナーのウゴさん(右)と、シンガポールのパラサイトのセールスのチェンさん(左)でした。二人が掛けているサングラスはパラサイトの新作との事、オークリーの名作「MARS マーズ」を彷彿とさせるマッドサイエンティストスタイル、悶絶の格好良さ。矢も楯もたまらず「それください」とウゴさんの掛けているファイヤーカラーをオーダー致しました。
ちなみに左のチェンさんは日本びいきであり、勝新太郎の「兵隊やくざ」を1000回以上観て日本語を完璧にマスターされたらしく大変流暢な日本語を話されます。
「ウゴさんの掛けている新作サングラス大変、カッコイイですね。オークリーのマーズっていうサングラスを思い出します」
「つがもない!そんなものより、この方がなんぼうにも立派なことか!」
といってチェンさんはちょっとご立腹。
「いや、悪気は無いんです。ただ良いデザインだと言いたかっただけなんです。皆さん喜ばれると思います」
「きっとそうでありますか?」
「きっとそうです」
大変、良い仕事が出来たことに大いに満足して夜は中華、パリの夜にはチンタオビールが良く似合います。
さて翌日も張り切って仕事です。
どこかに愉快なフレームがないものだろうか、鵜の目鷹の目で小走りに会場を行ったり来たり。とにかくブースに上がりこんでは「なにかええもんおまへんか」とフレームをチェックしました。
そして旅することは食べること。
フレンチ以外をとにかく食べました。
来る日も来る日も会場を駆け巡り、夜な夜な飲んで食べていました。帰国して体重計に乗ると三キロ体重が増えていました。なんだか体が重いはずですね。また走らねば!
さて、以上がフランスの展示会のご報告なのでありますが、いつも通りあまりフレームの写真を撮っていません。いけませんね。
この度の展示会でオーダーしたフレーム、サングラスはいずれボチボチと入荷してまいりますので、どうぞご期待ください。
クリタケ