日本人には想像できないほどきびしい修業制度、それがドイツマイスター制度です。
13世紀からの永い伝統をもつ“マイスター”の社会的地位は高く、またマイスターでなければメガネ店を開くことはできません。 現在ではレアリンク(見習い)として3年から3年半、
ゲゼレ(熟練技師)として1年半修業した後、ベルリン・ミュンヘン・ケルン・イエナ・アーレンに存在する国立眼鏡学校に2年学び、最終国家試験と手工業会議所の試験に合格して始めてマイスター(ドイツ国家公認眼鏡士)となることができます。
実に10年近い年月と困難な試験。しかも試験に二度落ちれば、一生受験資格を失うというきびしさです。
この大目標に向かって「マイスター大学堂」は1972年、久利七男(くり ななお)を当時の西ドイツに派遣いたしました。
そして1979年7月、ついにベルリンにて日本人として初めてのマイスター誕生という快挙をなしとげました。
続いて、震災の翌年1996年1月からは二人目を目指し、久利将輝(くり まさてる)がミュンヘンにて研修を続けていましたが、2005年7月、試験に合格し26年振りの日本人マイスター誕生となりました。
これからもマイスター精神を基にしたハイレベルな技術と1932年(昭和7年)創業以来70年以上にわたる経験により、お客様お一人おひとりにとって、もっとも快適なメガネをお創りする努力を重ねて参ります。
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